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柴咲コウ “影” チアーに一票(既聴)
2006年2月25日 音楽
今回は前回までと違って対話形式で楽しく読めた.
全体的にジャッジがチアーを補強・強化しているようにみえるため、チアーに1票です.
前回まではジャッジが楽曲を批判しているのに対して、
今回のは矛先が菊地さん自身に向けられてるようなかんじがした.
チアー=現在の菊地さん
ジャッジ=ちょっと反抗的な内なるこどもの成孔くん、みたいな.
柴咲コウってヘビーローテに耐えられるって思う、歌もうまいし.
本人作詞の歌詞もちょっと難解ですが、曲、アレンジとあわせドラマ白夜行の陰鬱なかんじが出てるかと.
「一人など怖くない」っていう歌詞の2つ目の「な」のとこがちょっと声が裏返るのがいい.
■チ「あのね、昔はさ、女優が歌うっていうのは、自分の主演映画の主題歌と決まっていたわけよ。要するに相互的なタイアップね」
■ジ「そんなの知ってますよ。中森明菜のすげえの観てるんだ。こっちは」
決まっていたわけではないと思いますが、あと、
中森明菜は歌手なので、「女優が歌う」とは逆だと思うんですが、
そんなすごい明菜主演映画があるんだったらかなり気になります.見てみたい.
■チ「柴咲コウは正当派の美人女優であることと、独立したアーティスト/シンガーであることを、タイアップなく両立させた唯一の人なんですよ。」
ちょっと前だったら、松たか子が当てはまると思う、舞台ではなんかすごいオーラがあるし、アルバムもよく聴いてた.
■チ「転調が多くて難しいんだけど……冒頭のメロディーなんて同主長短調を1小節ごとに往復するんだからJ-POPの水準越えてるわけですが…」
音楽理論はほとんど知らないのですが、1小節って3拍子1つのこと?
それだったら2か4で往復してるように見えるのですが、
このあたりはググりようがない(笑)
そもそも採譜をした場合、全く同じになるかどうか知らないし.
2拍子と4拍子、3拍子と6拍子、はそれぞれ違いが分からないし.
■チ「スイング・ジャズを聴くと〈戦後焼け跡復興物語〉に聴こえたりする」
復興というよりは、戦前・戦中の絶対勝つと信じて猛進するような躁状態なかんじがする.
■ジ「そこだけじゃないんだよ。まず〈ah〉の英語ぶりがハンパだ。ここは〈嗚呼〉か〈ああ〉で良いんじゃない? それと 〈僕の 残るわずかな強さ〉 は、てにをはがおかしい絶対!」
むしろ英語はおろかカタカナも入ってない歌詞にびっくりしたんですが、
歌詞が抽象的でちょっと難解なのは、具体的なイメージを持たせないでドラマのラストまで視聴者を鬱鬱とさせるための戦略かなと.
〈ah〉のところはハンパとおもう.英語でないほうがよかったかな.
「僕〈に〉残る」としなかったのは、〈残るわずかな強さ〉を強引に1つの名詞にしたため?
それだったら、てにをは、はおかしくないかも.
■ジ「じゃあさ、この二番の出だしはどうなの? 明らかに音程を修正してるよね?」
音程修正は普通のことで批判するようなものでもないし、
二番の出だしの低音が出てなくて修正したんだろうか.
気にならないし、どうでもいいっておもった.
そんなわけでチアーに1票です
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第4回 ─ 柴咲コウ “影”
http://bounce.com/interview/article.php/2446/
全体的にジャッジがチアーを補強・強化しているようにみえるため、チアーに1票です.
前回まではジャッジが楽曲を批判しているのに対して、
今回のは矛先が菊地さん自身に向けられてるようなかんじがした.
チアー=現在の菊地さん
ジャッジ=ちょっと反抗的な内なるこどもの成孔くん、みたいな.
柴咲コウってヘビーローテに耐えられるって思う、歌もうまいし.
本人作詞の歌詞もちょっと難解ですが、曲、アレンジとあわせドラマ白夜行の陰鬱なかんじが出てるかと.
「一人など怖くない」っていう歌詞の2つ目の「な」のとこがちょっと声が裏返るのがいい.
■チ「あのね、昔はさ、女優が歌うっていうのは、自分の主演映画の主題歌と決まっていたわけよ。要するに相互的なタイアップね」
■ジ「そんなの知ってますよ。中森明菜のすげえの観てるんだ。こっちは」
決まっていたわけではないと思いますが、あと、
中森明菜は歌手なので、「女優が歌う」とは逆だと思うんですが、
そんなすごい明菜主演映画があるんだったらかなり気になります.見てみたい.
■チ「柴咲コウは正当派の美人女優であることと、独立したアーティスト/シンガーであることを、タイアップなく両立させた唯一の人なんですよ。」
ちょっと前だったら、松たか子が当てはまると思う、舞台ではなんかすごいオーラがあるし、アルバムもよく聴いてた.
■チ「転調が多くて難しいんだけど……冒頭のメロディーなんて同主長短調を1小節ごとに往復するんだからJ-POPの水準越えてるわけですが…」
音楽理論はほとんど知らないのですが、1小節って3拍子1つのこと?
それだったら2か4で往復してるように見えるのですが、
このあたりはググりようがない(笑)
そもそも採譜をした場合、全く同じになるかどうか知らないし.
2拍子と4拍子、3拍子と6拍子、はそれぞれ違いが分からないし.
■チ「スイング・ジャズを聴くと〈戦後焼け跡復興物語〉に聴こえたりする」
復興というよりは、戦前・戦中の絶対勝つと信じて猛進するような躁状態なかんじがする.
■ジ「そこだけじゃないんだよ。まず〈ah〉の英語ぶりがハンパだ。ここは〈嗚呼〉か〈ああ〉で良いんじゃない? それと 〈僕の 残るわずかな強さ〉 は、てにをはがおかしい絶対!」
むしろ英語はおろかカタカナも入ってない歌詞にびっくりしたんですが、
歌詞が抽象的でちょっと難解なのは、具体的なイメージを持たせないでドラマのラストまで視聴者を鬱鬱とさせるための戦略かなと.
〈ah〉のところはハンパとおもう.英語でないほうがよかったかな.
「僕〈に〉残る」としなかったのは、〈残るわずかな強さ〉を強引に1つの名詞にしたため?
それだったら、てにをは、はおかしくないかも.
■ジ「じゃあさ、この二番の出だしはどうなの? 明らかに音程を修正してるよね?」
音程修正は普通のことで批判するようなものでもないし、
二番の出だしの低音が出てなくて修正したんだろうか.
気にならないし、どうでもいいっておもった.
そんなわけでチアーに1票です
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第4回 ─ 柴咲コウ “影”
http://bounce.com/interview/article.php/2446/
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